エネ管22年 Ⅰ共通 問3(10)【電力量の計算】

エネルギー管理士 過去問 電力量の計算
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問3

 次の各文章は、「工場等におけるエネルギーの使用の合理化に関する事業者の判断の基準」(以下、『工場等判断基準』と略記)の内容及びそれに関連した管理技術の基礎について述べたものである。ここで、『工場等判断基準』は、令和4年4月1日時点で施行されているものである。これらの文章において、『工場等判断基準』の本文に関連する事項については、その引用部を示す上で、「Ⅰエネルギーの使用の合理化の基準」の部分は、『基準部分』と略記する。特に「工場等(専ら事務所その他これに類する用途に供する工場等を除く)」における『基準部分』を、『基準部分(工場)』と略記する。1~12の中に入れるべき最も適切な字句等をそれぞれの解答群から選び、その記号を答えよ。また、[A|ab]~[H|a.b]に当てはまる数値を計算し、その結果を答えよ。ただし、解答は解答すべき数値の最小位の一つ下の位で四捨五入すること。なお、単位のm3Nは標準状態(0℃、1気圧)における気体の体積を表す。(配点計100点)

(10)電力量の計算

 ある火力発電所が、高発熱量40 MJ/LのA重油を燃料として発電している。ある期間に使用したA重油の量が50 kLで、このときの高発熱量基準の発電端熱効率は39.6%であった。この場合、この期間の発生電力量は[F abc][MW・h]である。

解答

 220[MWh]

問題の整理

Q:A重油の高発熱量 40[MJ/L]
L:A重油の使用量 50[kL]
η:高発熱量基準の発電端熱効率 39.6[%]
W:電力量[F abc][MWh]

電力量の計算

1[J] = 1[W・s]より、1[W・h]= 1/3600[J]

よって発生電力量Wは、

W = Q × L / 3600 × η
  = 40 × 50 × 103 / 3600 × 0.396
  = 220[MWh]

よって、発生電力量は220[MWh]となります。

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